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原子力発電とオール電化の関係について [電気]

電気の需要って昼間と夜どちらが多いのでしょう?これは、もちろん昼間ですね。私たちが起床する7時くらいから急激に電力の需要は上昇し始め、10時から18時くらいまでがピークとなります。22時を過ぎると電力の需要は急激に落ちていきます。私たちの生活リズムとおおよそ一致している、と考えてよいでしょう。
これを図で表しているのがこちらの画像です(電気事業連合会より)。

一方、供給する側の発電所ですが、特に原子力発電は調整が難しいです。発電量を調整することは出来ないわけではありません。しかしながら実施されていないのが現状です。日本でも1987年、1988年に伊方原発で実験が行われましたが、住民の反対運動などにより実施されないままになっています。

そのため、火力発電所で電力供給の調整をして昼間のピーク時にも安定して電力が供給できるようになっているんですね。
http://www.fepc.or.jp/learn/hatsuden/fire/sw_index_03/index.html


さて、ここで疑問が湧きます。「原子力発電所の供給を調整していないのは分かった。でも電気は余らないの?」まさにこの問題を解決するために推進されたのがオール電化住宅なんです。というのも、夜エコキュートという装置で大量のお湯を作りますよね?これがいわば余剰電力の有効活用だったんですね。
つまり、オール電化住宅は原発をたくさん作ったことにより生まれたともいえます。

実際には原発2基分の電力量に相当するそうです。
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20110323-OYT1T00569.htm


オール電化住宅では電気料金の大幅な割引がありますが、これも国の原子力政策と関連していると思うと、素直に喜んでいいのか疑問を持ち始めています。
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