SSブログ

消費税値上げへの対応を今から考えておきましょう [税金]

原発のこと、オール電化のこと、まだまだ色々書きたいことがあるのですが、ちょっと気になる話をテレビで見たので、話題が飛んでしまいますがご容赦下さい。消費税のことです。

NHKの夜7時のニュースを見ていたら、消費税率の10%への引き上げが検討されている、と報道されていましたね。
私にも子どもがいるので、この子達の将来を考えると今日本が抱えている借金や年金制度には不安があります。ただ、色々ムダを削減してからにしてほしいですよね。でないと税率が上がってもちっとも借金も減らないですし、もらえる年金額も期待できません。

ニュースを見ながらそんなことを思っていたのですが、ふと疑問が湧きました。それは「今までにも消費税が上がっているけど、ちゃんと税収って増えているのかな?」ということです。もともと3%で、5%に上がっているわけですし、これでもまだ足りないの?!と思いませんか?そこでちょっと気になって調べてみました。

そもそも消費税は「うぃっしゅ!」のDAIGOの祖父、竹下登首相のときに成立しました(1988年)。その後は
■1989年(平成元年)4月1日 消費税法施行 税率3%
■1997年(平成9年) 4月1日 村山内閣で内定していた税率引き上げ(4%→5%)を実施。となっています。

ここで、日本の税収を見てみると
・1988年:50.8兆円
・1989年:54.9兆円
・1990年:60.1兆円(過去最高)
・1996年:52.1兆円
・1997年:53.9兆円
・1998年:49.4兆円
・2009年:38.7兆円
となっています。うーん、確かに増えているんですけど、1990年以降、ずっと右肩下がりなのが気になります。つまり導入の年度には一時的に税収が増えているんですけど、その後は、ずっと下がっているんですね。
(参考にしたのは「日本の財政関係資料」という財務省作成のものです)
http://www.mof.go.jp/budget/fiscal_condition/related_data/sy014_22.pdf


そこでさらに調べてみることにしました。調べたのは日本のGDPです。GDPが増えていれば税収も増えるでしょうし、GDPが減っていれば税収も減るだろう、と考えたからです。
・1988年:380.7兆円
・1989年:410.1兆円
・1990年:442.8兆円
・1996年:505.0兆円
・1997年:515.6兆円(過去最高)
・1998年:504.9兆円
・2009年:470.9兆円
となっています。気になるのは、消費税が5%になった1997年は消費税が3%になった1989年と較べてGDPが100兆円以上!増えているのに、税収は逆に1兆円!減っていることです。
しかも1997年を境に日本のGDPは減る傾向が止まっていません。2009年はリーマンショックの翌年という事情はあるので分かるのですが、1998年から2009年の間も一向にGDPが増えておらず、一進一退なんですよね。確かにこの10年間ずっと「デフレ」とか「景気が悪化」と言われていましたね。
(参考にしたのは以下のサイトです)
http://ecodb.net/country/JP/imf_gdp.html


では、税の種類ごとの収入はどうなっているのか、について調べてみました。すると面白いことが分かりました。1997年(平成9年以降)、景気は悪くなっているのに消費税の税収額は10兆円前後でずっと変わらないんです。つまり景気が悪くてもしっかり徴収できるのが消費税の特徴みたいです。私たち庶民はお店で物を購入したら必ず取られますし、契機の浮き沈みにかかわらず、最低限買わなくてはいけないもの、というのはあります。ですから税収として安定している、ということなのでしょうね。
http://www.financial-j.net/blog/zeisyuu.JPG


安定した税収源とはいえ、税収が増えているわけではないのですし、まして支出の方はうなぎ登りです。やっぱり支出を減らす方をもっときちんと考えてほしいですね。

私たちにできるのは、やっぱり支出を抑えること、でしょうか。子ども手当てなど国に頼るのではなく、自分たちでしっかり貯金・或いは保険に加入するなどして子どもの将来に備えていきたいですね。
タグ:消費税
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。