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高速増殖炉「もんじゅ」の今後が気になりますね [原発]

一時期、アナウンサーの早口言葉選手権みたいなものでも登場した、
高速増殖炉「もんじゅ」、今改めてその危険性が話題になっていますね。

ここまで起きたことや仕組み、高速増殖炉の問題点などについては、こちらのブログの記事がとても分かりやすいと思います。

Dive into the Tech World!
福島原発以上に危険性のある高速増殖炉もんじゅで今起きていること
http://d.hatena.ne.jp/shiba_yu36/20110329/1301399251


冷却材にナトリウムを使っている、というのがとても分かりやすい部分で怖いですね。
空気に触れたら燃え、水に触れたら爆発します。空気に触れると燃えるのは理科の実験で経験したこともあるのではないでしょうか。
ですので、もし停止してしまった場合、水を入れて冷やす、ということは出来ないということです。爆発しちゃいますからね。

ちなみに現状は、上の記事にもある通り、
(引用ここから)
2010年8月にもんじゅの燃料交換装置の一部である中継装置が原子炉内に落下しました。その直後は引き抜けば大丈夫と言っていたのですが、これまで20回以上も試してみても引き抜けない状態が続いているようです。
(引用ここまで)

この、何度も失敗した引き抜きの作業が行なわれるのが2011年6月23日、つまり今日です。
(asahi.comより)
http://www.asahi.com/national/update/0623/TKY201106230176.html


うまくいかないと困ったことになるのですが、困ったことにうまくいくと、そのまま試験を継続するそうです。

(MSN産経ニュースより)
http://sankei.jp.msn.com/region/news/110618/fki11061802510001-n1.htm
(引用ここから)
引き抜き後順調に作業が進めば今秋にも復旧し、今年度中に40%出力試験を行う考え。
(引用ここまで)


まずは今日の引き抜き作業が無事終わることを祈りつつ、今後の動向についてもこちらの記事で取り上げていきたいと思います。

なお、福島第一原子力発電所のようにライブカメラはありませんが、静止画像(15分に1度更新)を以下のWebで確認できます。
http://www.jaea.go.jp/04/monju/category04/mj_panorama/panorama.html


(6月24日追記)
無事引き抜きが完了したようですね。とりあえず一安心ですね。
ただし、2013年度に本格運転開始の予定とのことです。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110624-00000125-yom-soci

(7月7日追記)
7月4日に原子力機構理事、敦賀市長に報告
これから10日間かけて調査するとのことです。24日から10日も経ってから
市長に報告・・・、さすがに遅くないでしょうか??
http://www.chunichi.co.jp/article/fukui/20110705/CK2011070502000119.html?ref=rank

(7月10日追記)
日本原子力研究開発機構、中継装置内にあるピン1本(長さ8センチ、直径1.2センチ)が、落下の衝撃で切断されていたと発表。
どこかは壊れていて当然なのでしょうね、やっぱり。ほんとに再稼動させるのかな??
http://mainichi.jp/select/today/news/20110709k0000m040119000c.html?inb=tw

(7月16日追記)
 高木義明文部科学相が、もんじゅの開発中止も検討、と発言
ただ、その後で「そういうつもりではなかった」と釈明していたとも・・・。どうなるんでしょうね?
http://news.nifty.com/cs/headline/detail/kyodo-2011071501000235/1.htm

(7月22日追記)
核燃予算縮小、もんじゅ関係者「理解できない」
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/surprise/20110721-OYT8T00283.htm
関係者が誰なのかは分かりませんが・・・。読売新聞は、どちらかというと原発推進派、自然エネルギー消極派ですからね。この記事を読む限り、自然エネルギーに積極的とはとても言えませんね。むしろ、暗に「原発やむなし」という感じです。
http://www.yomiuri.co.jp/job/biz/qaeconomy/20110719-OYT8T00861.htm

(7月25日追記)
もんじゅ即時廃止、みんなの党が要求へ(asahi.com)
http://www.asahi.com/politics/update/0719/TKY201107190643.html
稼動していなくても維持費が1日あたり5000万円以上かかると言われている「もんじゅ」、日本の総世帯数は約4900万世帯(2005年時点)ですから、1世帯当たり1円を負担していることになりますね。1ヶ月あたりだと30円ほどです。その分が電気代なり税金として国民が負担させられているわけです。ほとんど動いていないもの、そして今後もいつ稼動するか分からないもの、稼動して何かがあったら誰にも止められないもの、にこれだけのコストをかけていってよいのか?国会ではぜひ真剣に議論してほしいですね。

(7月29日追記)
全原発、運転断念を 日本科学者会議福井支部
http://www.chunichi.co.jp/article/fukui/20110726/CK2011072602000133.html
”山本代表幹事は「冷却剤に水と化学反応する金属ナトリウムを利用するため、緊急時に水で原子炉を冷やせない」と、原発の中でもんじゅが最も危険と指摘。”とありますね。ちょっと理科を勉強していれば分かることの気もしますけど。
これくらいの理科の常識を持った子どもにしたいなと思います。

(11月18日追記)
「もんじゅ」関連施設、11年放置・・・830億円
http://www.shimotsuke.co.jp/news/domestic/science/news/20111114/660056
「会計検査院は14日、日本原子力研究開発機構(原子力機構)が建設や維持管理などに約830億円をかけた高速増殖炉原型炉もんじゅ(福井県敦賀市)の関連施設が、2000年に建設を中断したまま無駄になっていると指摘、早急に活用方法を検討すべきだとした。」そうです。私たちの貴重な税金、、、もう少しきちんと使ってほしいですね、改めて思います。


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