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通販生活の放送されなかったCMをご存知ですか? [原発]

カタログハウスの「通販生活秋冬号」CMは巻頭の「原発国民投票」について、
淡々と語るものでしたが、何故か放送されませんでした。

そのCMがコチラです。


Twitterを始めとしたネットでも話題になり、テレビ各局が放送拒否した、という噂も流れましたが、

・カタログハウスがCMをやっているのはテレビ朝日だけ
・そのテレビ朝日が拒否した
というのが実態とのことです。
ソースはコチラで
http://rocketnews24.com/2011/11/29/157518/

テレビ朝日が何故拒否したのかは、テレビ朝日しか知らないことですので、
何とも言えませんが、とても残念な気はします。

原発安全、推進!みたいな電力会社のCMは放送しているのに
原発に対して問題提起をしただけで放送拒否というのは大人げない気がするのは
私だけでしょうか。

こうなると、毎日見ているテレビ朝日のニュース番組「報道ステーション」で
原発についてあれこれ議論しているのも白けてしまいますよね。
古館アナが何言っても
「そうは言っても、テレビ朝日は原発賛成なんでしょ?」って
見られてしまいます。そう見られてしまうリスクがあることくらい、
テレビ局だって分かっているのでしょうけど、それでも放送しない、
この辺り、やっぱり原発の闇は深いのかな、と思います。

とりあえず、私なりに出来るささやかな抵抗として
テレビ朝日を見ないことにしようと思います。
その他としては、テレビ朝日でCMを放送している商品を購入しないとか・・・。

私たち個人個人に出来る行動を続けていきたいですね。

原発の立地自治体に支給される交付金が増額されましたね [原発]

東京新聞のニュースの記事ですがちょっとビックリです。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/feature/nucerror/list/CK2011081702100003.html


この記事によると、平均的な規模の出力発電能力135万kWの原発を新設した場合、
運転開始までの10年間に自治体へ支給される交付金が449億円から481億円へと
32億円上積みされたとのことです。

さらに既設の原発についても支給の仕組みが変わりました。
今までは原発の規模に応じて支払われてきたのですが、今後は発電実績に
応じて支給されるそうです。

昨日の北海道電力「泊原子力発電所」3号機の営業運転再開もこの件が
関連しているのかな、と思ったのですが、「2年間の経過措置」がある
そうですから、直接は結びつかないのかな?


でも、この規則の改正が行なわれた時期が国民を馬鹿にしているんじゃないかな?
と思いますよね。というのも今年の4月13日、なんですから。
そう、福島第一原子力発電所の事故の尺度が「レベル7」に引き上げられた日の
翌日なんですね!

しかも官報に掲載されただけで、記者会見は行なっていないとのこと。
報道もされなくて当然かもしれません。

でも官報には載ったんですから、マスコミももっと厳しくチェックしてほしいな、
とも思います。
資源エネルギー庁のHPにもしっかり掲載されていましたし。
http://www.enecho.meti.go.jp/index_pamph.htm
・「電源立地制度の概要」(PDFファイル)
です。「NEW」と付いて目立つのですぐ分かると思います(笑)。
もしリンクが消えていたらコメント欄で教えてくださいね。
PDFファイルはダウンロードしてますので。


ちなみに原子力関係予算を握っているのは、経済産業省と文部科学省。それぞれの大臣は
海江田万里経産相
高木義明文科相
です、ご存知ですよね、皆さん(^^;。
海江田万里は時期総裁選にも立候補すると報じられています。

しかし、ほんとに何を信じていいのか・・・。
原子力に依存しすぎの社会を変えなくてはいけないのは間違いないようです。

タグ:交付金

都内、千葉エリアの放射線地表マップを見つけました(ちょっとこのブログの趣旨とは外れてしまうのですが) [原発]

題名にも書いた通り、ちょっとこのブログの趣旨とは外れてしまうのですが、
有志の皆さんが都内や千葉、神奈川の地表付近での放射線の値を測定し、掲載している
Googleマップ情報がありましたので、紹介したいと思います。

有志による東京都内放射線地表汚染マップ - Google マップ

有志による放射線地表汚染マップ(関東含む広域) - Google マップ


こうした情報を紹介しないといけないのが現状なのですね。
やっぱり原子力発電所、というのはあまりに危険な存在なのだな、と痛感させられます。


そして、もう一つ危険だな、と思ったのは、原発が出来てしまうと、その市町村は、
仕事や税金など原発に依存してしまう部分があまりに高くなりすぎてしまう、ということです。
7月3日付の日経新聞によると、玄海町の歳入に占める電源立地交付税と固定資産税の割合が
53.2%、ということで、原発への依存度が高いことが分かります。

佐賀県にある玄海原発の再稼動について、街の方がおっしゃっていた、「地元の経済の
かなりの部分を原発に頼ってきているので、再稼動に反対、と安易に言えない思いもある」
という言葉がとても重く感じました。

(参考)西日本新聞での連載記事です
http://www.nishinippon.co.jp/media/news/0104/genpatu/genpatu.html
この中で気になったのは、
◆「訓練に消極的」  JCO事故の後、県と玄海町など一市四町の防災訓練は、初めてはっきり「放射能漏れ」と、想定する事故の形態を掲げた。昨秋の訓練の参加者約八千人は過去最大だったが、玄海町でさえ、参加者は一部の住民と消防団幹部だけ。「地域をあげて」とは言えない実態がある。  「役場や議会には『あまり大がかりに訓練をやると、原発の安全性への疑問の声や不安感が広がって困る』と訓練に消極的な面があった。住民にも『まさか、ここで事故は起きまい』という意識がある」。反原発団体「玄海原発対策住民会議」の仲秋喜道副会長=同町在住=は指摘する。

という部分ですね。

2001年4月の記事ですから、その状況は恐らく福島第一原子力発電所の事故後には多少変わったのかも知れませんが、町長が「再稼動を了解したい」と発言していますから、基本的な方針は変わっていないのでしょう。


各地にある原子力発電所について、立地する市町村の税収の割合については、別の記事でまとめたいと思います。

タグ:玄海原発

高速増殖炉「もんじゅ」の今後が気になりますね [原発]

一時期、アナウンサーの早口言葉選手権みたいなものでも登場した、
高速増殖炉「もんじゅ」、今改めてその危険性が話題になっていますね。

ここまで起きたことや仕組み、高速増殖炉の問題点などについては、こちらのブログの記事がとても分かりやすいと思います。

Dive into the Tech World!
福島原発以上に危険性のある高速増殖炉もんじゅで今起きていること
http://d.hatena.ne.jp/shiba_yu36/20110329/1301399251


冷却材にナトリウムを使っている、というのがとても分かりやすい部分で怖いですね。
空気に触れたら燃え、水に触れたら爆発します。空気に触れると燃えるのは理科の実験で経験したこともあるのではないでしょうか。
ですので、もし停止してしまった場合、水を入れて冷やす、ということは出来ないということです。爆発しちゃいますからね。

ちなみに現状は、上の記事にもある通り、
(引用ここから)
2010年8月にもんじゅの燃料交換装置の一部である中継装置が原子炉内に落下しました。その直後は引き抜けば大丈夫と言っていたのですが、これまで20回以上も試してみても引き抜けない状態が続いているようです。
(引用ここまで)

この、何度も失敗した引き抜きの作業が行なわれるのが2011年6月23日、つまり今日です。
(asahi.comより)
http://www.asahi.com/national/update/0623/TKY201106230176.html


うまくいかないと困ったことになるのですが、困ったことにうまくいくと、そのまま試験を継続するそうです。

(MSN産経ニュースより)
http://sankei.jp.msn.com/region/news/110618/fki11061802510001-n1.htm
(引用ここから)
引き抜き後順調に作業が進めば今秋にも復旧し、今年度中に40%出力試験を行う考え。
(引用ここまで)


まずは今日の引き抜き作業が無事終わることを祈りつつ、今後の動向についてもこちらの記事で取り上げていきたいと思います。

なお、福島第一原子力発電所のようにライブカメラはありませんが、静止画像(15分に1度更新)を以下のWebで確認できます。
http://www.jaea.go.jp/04/monju/category04/mj_panorama/panorama.html


(6月24日追記)
無事引き抜きが完了したようですね。とりあえず一安心ですね。
ただし、2013年度に本格運転開始の予定とのことです。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110624-00000125-yom-soci

(7月7日追記)
7月4日に原子力機構理事、敦賀市長に報告
これから10日間かけて調査するとのことです。24日から10日も経ってから
市長に報告・・・、さすがに遅くないでしょうか??
http://www.chunichi.co.jp/article/fukui/20110705/CK2011070502000119.html?ref=rank

(7月10日追記)
日本原子力研究開発機構、中継装置内にあるピン1本(長さ8センチ、直径1.2センチ)が、落下の衝撃で切断されていたと発表。
どこかは壊れていて当然なのでしょうね、やっぱり。ほんとに再稼動させるのかな??
http://mainichi.jp/select/today/news/20110709k0000m040119000c.html?inb=tw

(7月16日追記)
 高木義明文部科学相が、もんじゅの開発中止も検討、と発言
ただ、その後で「そういうつもりではなかった」と釈明していたとも・・・。どうなるんでしょうね?
http://news.nifty.com/cs/headline/detail/kyodo-2011071501000235/1.htm

(7月22日追記)
核燃予算縮小、もんじゅ関係者「理解できない」
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/surprise/20110721-OYT8T00283.htm
関係者が誰なのかは分かりませんが・・・。読売新聞は、どちらかというと原発推進派、自然エネルギー消極派ですからね。この記事を読む限り、自然エネルギーに積極的とはとても言えませんね。むしろ、暗に「原発やむなし」という感じです。
http://www.yomiuri.co.jp/job/biz/qaeconomy/20110719-OYT8T00861.htm

(7月25日追記)
もんじゅ即時廃止、みんなの党が要求へ(asahi.com)
http://www.asahi.com/politics/update/0719/TKY201107190643.html
稼動していなくても維持費が1日あたり5000万円以上かかると言われている「もんじゅ」、日本の総世帯数は約4900万世帯(2005年時点)ですから、1世帯当たり1円を負担していることになりますね。1ヶ月あたりだと30円ほどです。その分が電気代なり税金として国民が負担させられているわけです。ほとんど動いていないもの、そして今後もいつ稼動するか分からないもの、稼動して何かがあったら誰にも止められないもの、にこれだけのコストをかけていってよいのか?国会ではぜひ真剣に議論してほしいですね。

(7月29日追記)
全原発、運転断念を 日本科学者会議福井支部
http://www.chunichi.co.jp/article/fukui/20110726/CK2011072602000133.html
”山本代表幹事は「冷却剤に水と化学反応する金属ナトリウムを利用するため、緊急時に水で原子炉を冷やせない」と、原発の中でもんじゅが最も危険と指摘。”とありますね。ちょっと理科を勉強していれば分かることの気もしますけど。
これくらいの理科の常識を持った子どもにしたいなと思います。

(11月18日追記)
「もんじゅ」関連施設、11年放置・・・830億円
http://www.shimotsuke.co.jp/news/domestic/science/news/20111114/660056
「会計検査院は14日、日本原子力研究開発機構(原子力機構)が建設や維持管理などに約830億円をかけた高速増殖炉原型炉もんじゅ(福井県敦賀市)の関連施設が、2000年に建設を中断したまま無駄になっていると指摘、早急に活用方法を検討すべきだとした。」そうです。私たちの貴重な税金、、、もう少しきちんと使ってほしいですね、改めて思います。


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